天然麹菌の季節到来
暖かくなってきました。
現代の麹造り、味噌造り、酒造り、どれをとっても仕込むのは冬が定番になっています。それは人の都合によって冬場になっています。米や大豆の収穫が終わった後、農閑期、寒いおかげで失敗しにくいなど、どれも人の目線に沿って行われます。
しかし、昨年から天然麹菌を採取して思ったのは、麹造りに最も適しているのは夏場なのではないかということ。天然麹菌は夏場にしか採取できません。今は冷凍庫などの保存機器が整っていますが、昔にそんなものはなく、また容器なども発達していません。そう考えると夏場にも活発に仕込みをしていたのかもしれません。うちの基準として、菌や酵母などの微生物はどうしたら喜ぶかと気持ちを探っています。微生物の気持ちを考えると夏場に米を醸したいはずです。今年の夏はどんな糀に仕上がるか楽しみです。
自然に寄り添い、自然が醸す、そんな想いで今年も天然麹菌の採取に取りかかっています。去年同様にうまいこと降りてきてくれたらいいなあと念じます。それもこの若桜の自然のおかげです。自然に感謝して、自然に付加をかけないよう、日々を暮らしていきたいと思います。
自然が醸す、無添加非加熱の味噌
藤原みそこうじ店
さすが藤原さん、理にかなっていると思います。
遠藤さん
うちは自然が醸す、自然醸造というやり方で味噌を作っていますので、自然の流れに沿った麹造り、味噌造りをしたいと思っています。暑い季節も麹菌の事を考えると、楽しく乗り越えられそうです。また遊びにいらしてください。