藤原みそこうじ店が考える、いい味噌とは

 いい味噌を作るためには、いい山と水が必要です。いい山とは、ブナなど広葉樹が残された自然林。そして、いい山が雨をろ過し、いい水を生み出します。
原料となる大豆や米は、水の善し悪しによって味に違いが出るため、日々山からの恵みに感謝して、味噌づくりに励んでいます。

 いい山と水を求め鳥取県八頭郡若桜町に移住し、氷ノ山系の天然水と、寒暖差で生まれる鳥取産の良質な米や大豆、ミネラル分が豊富な沖縄産海水塩を使い、安心安全の天然醸造で作っています。添加物や温度を加えず、酵母菌の力だけでクラシック音楽をかけながら1年以上熟成。自然が醸す、無添加非加熱で作った味噌本来のおいしさをどうぞ。

微生物の力を活かして おいしく

 現代において簡単なようで難しいのが「おいしくて身体に良い」ものづくり。本来、食べ物は身体に優しくあるべきですが、味噌においては、効率的に大量生産するために添加物や温度を加えてつくっているものが多く、味噌の中で活きているはずの微生物たちが死んでしまったり、本来の力を発揮できていないのが現状です。


 私たちは日本各地の味噌作りを学び、米麹や豆麹、麦麹など、一通りの麹を自社で醸しています。これら、麹菌をはじめとした微生物たちが活発に活動できるよう整えることで、当社の味噌を食べた方の体内環境をより良い状態にしていきたいと考えています。
味噌の中にいる酵素や酵母を活きたまま身体の中に取り入れていただくために、全ての商品を無添加・非加熱で作っています。生の味噌や麹は賞味期限は短く、要冷蔵になりますが、売り手ではなく、あくまでも『微生物と食べる人の身体に優しい』を基準に仕上げています。